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2022年1月15日

「ハウス・オブ・グッチ」を観ました。(ネタバレあり)

「ハウスオブグッチ」を観てきました。

<ストーリー>
貧しい家庭出身だが野心的なパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)は、
イタリアで最も裕福で格式高いグッチ家の後継者の一人であるマウリツィオ・グッチ
(アダム・ドライバー)をその知性と美貌で魅了し、やがて結婚する。
しかし、次第に彼女は一族の権力争いまで操り、
強大なファッションブランドを支配しようとする。
順風満帆だったふたりの結婚生活に陰りが見え始めた時、
パトリツィアは破滅的な結果を招く危険な道を歩み始める…。
公式HPより引用 https://house-of-gucci.jp

登場人物
パトリツィア・レッジャーニ役・・・レディー・ガガ
マウリツィオ・グッチ役・・・アダム・ドライバー
アルド・グッチ役・・・アル・パチーノ
ロドルフォ・グッチ役・・・ジェレミー・アイアンズ
パオロ・グッチ役・・・ジャレッド・レト
ドメニコ・デ・ソーレ役・・・ジャック・ヒューストン

きらめく世界的ファッションブランド「グッチ」
その創業者一族のスキャンダルの話と聞いて
ファッション映画大好きな私は映画公開初日に
近所の映画館のレイトショーに時間ぎりぎりで走って観に行きました。

パトリツィアを演じるのはレディー・ガガ。
最初に登場した時、ソフィア・ローレンかしらってくらい
イタリア人に見えました。

パーティーでマウリツィオと出会い、その名前を聞いた瞬間から
キラリーン☆
とするどい鷹の目で狙いを定めたパトリツィア
そこからしっかりと詰めていって結婚しました。
どこの世界でも人の良い世間知らずのお坊ちゃんを仕留めるのは
やり手の肉食女子なのかしら。
ダンスのシーン
さすがレディーガガ、踊る姿もゴージャスでとっても楽しそう!
パトリツィアの父の運送会社でトラックの洗車をしたり
皆とはしゃぐ純心無垢なマウリツィオがとにかくかわいい!

そして、登場人物の中で特にヤバいのが
ジャレッド・レトが演じるパオロ・グッチ。
こんなに面白おかしくして、+下品で
やりすぎで怒られそうって心配になりました。

パオロ・グッチ役
ジャレッド・レト
ひどいよ〜

引用元 https://house-of-gucci.jp

本物のパオロ・グッチ
あら?優しいお顔。

引用元
https://digitalarchive.tpl.ca/objects/270171

ところどころに
「コンニチワ。」とか「ゴテンバ」とか「日本人は物静かでお金を持っていて良い顧客」とか
日本に対するセリフが出てくるところが
バブル時代、日本人がお金を持っていた時代、パリのルイ・ヴィトンに日本人が行列していた時代が伺えるし
アルド・グッチが日本に抱いていた好意を感じます。

因みに、
バンブーシリーズのバッグの竹の取っ手は
第二次世界大戦で皮革が統制品となり、
苦肉の策で日本から輸入した竹で作られた物らしいですよ。

素敵。

〔バンブー クラシック〕 レザートップハンドルバッグ
https://www.gucci.com/jp/ja/pr/women/handbags/top-handle-bags-for-women/bamboo-classic-leather-top-handle-p-409398ARU0N1000

物語が進むにつれて
最初は新婚でウキウキだったものが
一族の権力争いや夫婦間の軋轢の話になっていきます。
これはグッチ家に限ったものではなく、一部の富豪の話でもなく
ごく身近にある親族内の争いや、夫婦間の亀裂の話と同じように思えてきて
観ていてだんだん辛くなってきます。

そして、現在は創業家の人が一人もGUCCIに関わっていないという事実がショッキングです。
やはりクリエイションとお金絡みのいざこざは相性が悪いのでしょうか。

つまり、この映画はファッション映画ではなく
もっと人間の内面的な話、ヒューマン映画なのだと思います。
レディー・ガガの演技が、特に目の演技が
人間の愛や欲深さを掘り下げ、素晴らしく表現したのだと思います。

***
ファッションショーのシーンで
シュペットちゃんを抱いたカールラガーフェルド様がちら見えしたのが
胸熱でした。

デザイナー

takayama

ひらめく事、大胆なデザインが得意

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