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2023年10月28日

イブ サンローラン展 時を超えるスタイル

国立新美術館へ、「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」を観に行きました。


20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローラン。
イヴ・サンローランはクリスチャンディオールの急死をうけ、1958年にディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾り、1962年からは自身のプランド「イヴ・サンローラン」を発表。それ以来、約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードし、サファリルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらしました。
引用元:イヴ・サンロラン展公式HP https://ysl2023.jp

 

イヴ・サンローランといえば、私のカリスマ、ファッションデザイナーであり、

ファッションデザインだけではなくて、

お友達に宛てたグリーティングカードはとってもデザイン的でかわいいし、

皮肉とかわいいが詰まった「おてんばルル」という漫画のような本もあります。


その類稀な才能がゆえに、繊細で不安定な精神、天才さの裏で苦悩する人間らしさまで大好きで

ずっと前から心の中でお慕いしていました。

この映画を観ると解ると思います。

Yves Saint Laurent_movieimage

イヴ・サンローラン 映画

 

展覧会会場に入ると、

フランスのイブサンローラン財団が所蔵している262点もの作品と

さらに、デザイン画や、舞台デザインのドローイング、ポートレート写真、映像が、

圧倒的な迫力で迫ってきます。

日常着〜舞台衣装〜ウエディングドレスまである中で

1962年「イブ・サンローラン」としての初のコレクションの中の、「ピーコート」は

本当にカッコよく美しく、時代を超えて光を放っていました。

Yves-Saint-Laurent_peacot

引用元https://ysl2023.jp/gallery

 

大きなリボンのドレス、オーガンザーをたっぷりと使ったドレス、

フランスのお針子の卓越した技術のビーズのカーディガン、

シュッとしてパターンも生地もすごく綺麗なパンツスーツなどの作品の数々。

ご本人は亡くなっているのにその作品を間近で見ただけで

噴水のように溢れ出ている天才っぷりを感じて泣きたくなりました。

 

その中でも「ひゃぁ!」と思ったのがこちらとこちらのウエディングドレス。

Yves-Saint-Laurent_wedding_-babushka

Yves-Saint-Laurent_wedding_flower

引用元https://ysl2023.jp/gallery

 

え??これウェディングドレスなの??

斬新すぎて、まだ2023年でも時代が追いついてませんよー!

お花のドレスの方は、マネキンが着ていると???と思うかもしれませんが

映像の展示の中で、モデルさんが着てランウェイを歩いている場面があって

ピンクのチュールとお花がゆらゆら揺れて

その様子がとってもかわいい!!!んです!

 

そして、撮影OKなのはこのエリア、

イブサンローランが敬愛した偉大なアーティストへのオマージュの作品のお部屋。

「ピカソ、マティス、ブラック、ファン・ゴッホ、ボナール・・・」

これは、「ピカソ」らしいです。

Yves-Saint-Laurent_picasso

これは???♡

Yves-Saint-Laurent_bird

この鳥のモチーフはイブサンローランのドローイングによく出てくるけど、、

凄くかわいい!!!♡♡♡

 

才能と苦悩に鮮やかに彩られたイブサンローランを

間近に感じられた気がして

とても感動して満たされた感覚になりました。

 

「本物」の感動は時代を超えます。

 

「時代を超えるスタイル」というのは、


時間が経って流行は変わってもも、その人のスタイル(芯のようなもの・美意識)は続く

という意味と

ウェディングドレスの斬新さみたいな、

“時代を飛び越えている”

という意味もあるのではないかしら。

デザイナー

takayama

ひらめく事、大胆なデザインが得意

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