生成AIのAdobe Fireflyを頼りに年賀状イラストに挑戦 | ソフトマシーン

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2023年12月14日

生成AIのAdobe Fireflyを頼りに年賀状イラストに挑戦

OpenAIのChat GPTやMicrosoftのCopilot、画像であればStable DiffusionやMidjourneyなどAIの流れ・生活の変化を感じます。

そこで、仕事柄お世話になっているAdobeのFireflyが商用利用可能になったとのことで、イラスト描けない私が年賀状を作ってみました。

 

クライアントワークではなく、個人の年賀状を想定しており趣味全開のものとなっています。

スタート

試しに「龍 辰」で生成してみます。

美味しそうな中華料理の写真

美味しそうですね…

よく見ると薬味をテーブルにばら撒いていたり、小口切りの小ネギとパクチーが合体していたり結構楽しげです。

何となく入れてしまった「辰」が悪さしたかもしれません。

もう少し詳しく

空を飛んでいる龍を生成してみます。

西洋ファンタジーのドラゴンみたいなイラスト

こういう感じになるんですね。

西洋ファンタジーな感じは好きですが、あまり強そうではありません。
龍なら見た目の強さは重要です(個人の見解)

 

もっと具体的に指示してみます。

さらに詳しく

年賀状といえば富士山、朝日です。具体的に指示してみた結果がこちら。
※ハガキサイズを考慮して比率も変更しました。

和風の龍と富士山のイラスト

微かにいい感じになりそうな空気を感じますが、第二・第三の富士山が気になります。

 

プロンプトを変更してみましたが、個人的に好みではなかったので効果を追加します。

画面右から選べるようになっていて、様々な効果が選択できます。

Adobe Fireflyの設定画面

 

 

水彩画にしてみます。

富士山と龍の水彩画

だいぶ好みになりました!

謎の歴史的みたいな建築物が生成されていますが、右上を念の為ダウンロード。
ただ太陽が欲しい所ですね。

 

もう少し粘ってプロンプトに「太陽」追加してみました。

富士山と龍の水彩画の別パターン

富士山が1つで強そうな龍(最重要)の右上をダウンロードします!

 

参考:ダウンロードした画像のサイズ

  • 比率:縦長の3:4
  • 横:1792px
  • 縦:2304px
  • 解像度:72

印刷用(解像度:350)に変換すると

  • 横:13cm
  • 縦:16.72cm

 

そして完成へ…

決めた画像をPhotoshopへ移動して生成拡張します。

photoshopで引き伸ばした結果

元絵のテイストそのまま違和感なく広げてくれました。最近のPhotoshop凄いですね…

 

フォントはAdobe Fontsから「黒龍爽」「心龍爽」と見た目も名前(龍が入ってる)もバッチリなものがあったのでこれを使用します。

完成!

年賀状の完成品

完成品。もっと時間かけて調整したいですが、今回はここまで。

毎回怪しい箇所がありますが、イラスト描けなくても簡単に生成することができました。
どんな指示を出すのか、どんなスタイルにするのか、など多様な設定項目があり研究のしがいがありそうです。

また、AIに頼るにしても、指示(プロンプトの文言)や画像を選択するのは人なので各々の感性で左右しますし、
理想のものを作ろうとすると上手くできなかったり、別の手段の方が良い場合もありますね。

でも、最近の流れは夢を感じずにはいられないですよね。

 

デザイナー

araki

人生の目標は門前仲町のバーの制覇 酒は弱い

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